何でもない日だけど、それでもいい

欠損男子の思うところ

写真素材のピクスタ

誰もがみんな裸の王様

みんなはそれぞれ色んな経験をしながら生きている。

良かったこと悪かったことを大なり小なりはあっても、それぞれ経験しながら大人になっていく。
 
そしていつしか、人は自分というものを作り上げていく。
自分はこうあるべき、自分はこうしていきたい、自分はこうならないぞ、と。
 
それは他人からは見えていない過程で作られる。内なる感情なんてものはなおさらわかりようがない。
そしてこの”作られた自分”は全ての人に賛同を得られるわけではない。
時には正面から、時には裏でひっそりと、ダメ出しをされる。
 
まだ正面からなら、もしかしたら自分でも理解し間違っているところは直せるかもしれない。
でも裏でひっそりと言われている(思われている)なら、その相手の対応か表情または他の誰かの告げ口でしか知ることはない。
 
これを考え始めると、せっかく作り上げた自分というものを自分の手で消してしまうこともあるかもしれない。
自分の中に作り上げた”王様”を殺してしまいかねない。
 
誰もがみんな裸の王様だ。
本当はどう見られているのかはわからない。
 
ただ、それを周りから言われるのが怖いのは、自分が完全な存在であると思っているからではないだろうか。