見えない壁
人間には見えない壁があって、それまで生きてきた環境によって自分はこういう人間だ。こうやって生きていく。こうするべきだ。という思い(壁)は誰にでもある。
ちょっと変わるけど、世界には弱肉強食という言葉がある。
ネズミは猫に敵わない。
でも窮鼠猫を噛むと言葉があるとおり、時には意外なことが起こる。
この時に”噛むことが出来る”ということに気付かないと、ずっと壁の内側にいることになる。
その内側から見ているうちは、外の世界なんて知る由もない。
それはそれでいいと思う。
でも何かの拍子で自分の作っている壁を見つけるときがたまにある。
一度そこから外へ出ようとすると、出てみたりすると、今までのちっぽけなものに気付く。
そもそも死ぬまでにいくつも壁を見つける人も、そうじゃない人もいるだろう。
壁を見つけたのに見て見ぬふりをするのが一番楽かもしれない。
でもそれは最も退屈かも知れない。
人生ってそういうもんだと思う。